はじめに ChatGPTの登場
2022年11月にOpenAI社がChatGPTを発表すると、その革新的な機能から利用者が爆発的に増加した。リリースからわずか5日で100万ユーザーを超え、2ヶ月で1億ユーザーを突破した。この広まり方は前例がなく、誰もが知っているInstagramが2年半、TikTokが9ヶ月かかっていることからChatGPTがいかにすごいのかがわかる。
そして、2025年8月には8億ユーザーを超えており、他のアプリと比べるとYouTubeやInstagram、TikTokには及ばない(いずれも20億ユーザーを超える)が、Xのユーザー数(約6億)は超えていると推測されている。
OpenAI社のサムアルトマンCEOはChatGPTがここまで社会現象のようになるとは予測しておらず、ChatGPT発表当時は「今日、ChatGPTをローンチしました。こちらで試してみてください」(原文:today we launched ChatGPT. try talking with it here)という短い説明文とChatGPTのリンクを載せただけである。
ChatGPTがリリースされる前にもチャットボット機能は存在したが、決められた質問にしか答えられず、いかにもボットという感じで使い勝手が良くなかった。ChatGPTは従来のチャットボットとは一線を画し、まるで本物の人間が回答しているかのような自然な回答が返ってくる。
初めて利用したほとんどのユーザーは驚き、その凄さに可能性を見出した投資家たちはAIの企業に資金を投じ、ChatGPT発表後から生成AIへの投資は約9倍増えたとされている。特にChatGPTを動かすためのGPUを提供するNVIDIAはChatGPT登場前から時価総額は約10倍以上も高くなり、現在世界時価総額ランキングで1位(11月末時点で約4.3兆ドル)となっている。




