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- 2026年10月24日記事#20 村上龍さんを追悼して
- 2026年10月24日お知らせnote記事「#20 村上龍さんを追悼して」を公開しました
- 2026年10月8日アプリiOSアプリ「Ryu Nakamura | 中村龍」をリリースしました
- 2026年9月26日記事#19 ストア哲学とマルクスアウレリウス Part2
- 2026年9月26日お知らせnote記事「#19 ストア哲学とマルクスアウレリウス Part2」を公開しました
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#20 村上龍さんを追悼して
村上龍さんの死去2026年10月23日、私にとって衝撃のニュースがあった。作家の村上龍さんが亡くなった。第一報を知らせたのは出版社の幻冬舎からで、幻冬舎といえば見城徹社長で、見城社長と村上龍さんは昔からの仲であり、幻冬舎を創業した元年に村上龍さんの『五分後の世界』を出版している。村上龍さんが亡くなったのは10月17日で、すでに家族葬も行われたとのことだ。村上龍さんの死去に際して、多くの著名の方から追悼の声が届いている。作詞家の秋元康、ジャパネットたかたの髙田明、カリスマ編集者の箕輪厚介、幻冬舎社長の見城徹、企業からはカンブリア宮殿のテレビ東京、認定NPO法人日本IDDMネットワークなど多数声が寄せられている。村上龍さんは生前に業界関係なく多くの方との親交があった。私が村上龍さんを最後に見たのは2026年3月放送を最後に出演したカンブリア宮殿で、その時には滑舌が悪く話が聞き取りづらかったが、エネルギーはまだ健在だなという印象であった。番組の最後に編集後記という村上龍が番組収録を終えて思ったことを綴るコーナーがあるのだが、最後の編集後記のタイトルは「死&生」であった。内容は20年の番組収録で最も印象に残ったゲストの話で、割と最近のゲストの回で私はその収録を見ていなかったが、この「死&生」というタイトルに不思議な感覚を持った。「生と死」ではなく「死&生」である。悲しみが8割、希望が2割くらいを感じるタイトルであり、最後の編集後記にふさわしいと思った。ちなみに、私が最も印象に残ったカンブリア宮殿は御殿場でレジャー施設を提供している時之栖の社長がゲストの回である。普段の収録では企業のVTRから始まり、村上龍からゲストに質問して進んでいくのだが、時之栖の回は社長から村上龍へ「村上さんは極楽を信じますか?」という質問から始まったのが印象に残っている。それから時之栖は気になっていて、いつか行ってみたいと思っている。他には、カンブリア宮殿のライブ収録回があって、オンエア版とは違い、カットなしで放送する回があった。ライブ収録を見て思ったのはゲストとの会話が意外に長かったことだ。オンエア版だとVTR8割、ゲストへの会話が2割くらいのイメージだが、ライブ収録はゲストとの会話が収録の半分くらいあった記憶で、オンエア版ではかなりカットされてんだなと感じた。村上龍さんと言えば本業は作家である。普段本は読まないが、村上龍さんの著書は読んでいた。それは私の名前とゆかりがあり、半ば使命感を感じていた。村上龍さんの作品のジャンルは幅広く、どの作品も独自の世界観があって面白かった。私は『心はあなたのもとに』という恋愛小説を最初に読み始め、それから『海の向こうで戦争が始まる』『限りなく透明に近いブルー』『テニスボーイの憂鬱』『希望の国のエクソダス』『KYOKO』などたくさんの作品を読んだ。どれもiPhone標準のブックアプリで購入することができ、作品ごとにリッチコンテンツ(アニメーション)があって、電子書籍ならではの強みを活かした工夫があった。例えば『心はあなたのもとに』ではヒロインの女性とメールでやり取りするシーンがあるのだが、ブックアプリで読むとメールアイコン✉️が表示され、クリックすると本物のメールのようなアニメーションでメールを見ることができる。実物を見るのが一番わかりやすいのでこれはぜひ購入して確認してほしい。村上龍さんは電子本が提供され始めた初期から手を着けており、2010年に『歌うクジラ』をiPad版でリリースし、新しいことに挑戦していく人でもあった。ブックアプリで提供していない作品は紙の本で購入した。『愛と幻想のファシズム』『コインロッカーベイビーズ』『最後の家族』『五分後の世界』『ヒュウガ・ウイルス』『オーディション』などを読んだ。長編小説だけでなく、短編集やエッセイも多数あり、購読した。私の中で代表的な作家といえば村上龍であった。
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#19 ストア哲学とマルクスアウレリウス Part2
ストア哲学の思想キュニコス派の哲学は理論より実践を重視する哲学で人間が作り出した富や名声を否定し、そして言葉だけでなく行動で示すために人間らしい生活を捨て、自然に近い生き方、今でいうホームレスのような何も持たない路上生活をしながら、自己を見つめるような考え方であった。しかし、キュニコス派の考え方は過激で、現在の立場や財産を全て捨ててホームレスのような暮らしをすることは万人受けするのでないし、とてもではないが実践できるものではなかった。その後、キュニコス派の実践的な哲学を取り入れつつ、理論を組み合わせることで、不自由な身分である奴隷であろうが最高権力者の皇帝であろうが誰でも実践できるようにしたのがストア哲学である。ストア哲学はゼノンという哲学者によって確立された思想で、その基本的な考え方を簡潔に述べると自身の理性を正しい状態にすることが最も重要だという主張である。詳しく説明すると、ソクラテスと同じく魂への配慮(心を善くすること)が重要なことに変わりはないが、魂への配慮というのを具体化するとストア哲学では宇宙の理性に従って人が持つ理性(指導理性と呼ばれる)を正しく働かせるということである。ストア哲学においては宇宙の理性というのを絶対的な正として考えており、宇宙の理性というのは宇宙を観測してわかるような天文学ではなく、この宇宙で起きるあらゆる事象はすべて理性的(矛盾がなく調和がとれた美しい状態)ということである。例えば木に実がついたり、1年で四季があったり、生命の老いや死があることもすべて宇宙の理性にかなうこととして考えている。そして宇宙全体が理性的であるならば人についても本来理性的な動物であるという主張をする。しかし、人は時に過ちを犯すこと、すなわち理性的でなくなることがあるがそれはなぜかというと、人は意志を持つ動物だからである。
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#18 ストア哲学とマルクスアウレリウス Part1
はじめに 波の絶えず砕ける岩頭のごとくあれ最近私は西洋哲学の一種の派閥であるストア派の考え方を勉強している。ストア派の有名な人物として2世紀頃(西暦100年代)のローマ皇帝であったマルクス・アウレリウスがいる。彼はローマ帝国の最高権力者でありながら自らを戒める言葉をポエムのように記録しており、そこにはストア派の考え方が反映されている。その内容が後に『自省録』というタイトルで出版されている。例えば次のような言葉を残している。
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